帯状疱疹・単純ヘルペス | 福岡市の皮膚科「桜坂皮ふ科クリニック」

帯状疱疹・単純ヘルペス

帯状疱疹と単純ヘルペスは、どちらも“ヘルペス”と呼ばれます。それぞれ別々のウイルスで生じ、似ているところ、違うところがあります。

帯状疱疹は体のいたるところに出る可能性があります。痛みを伴うことが多く、最初は筋肉痛や激しい頭痛、あるいは内臓の痛みと間違えられることも少なくありません。痛みがある付近に赤い皮疹や水ぶくれを生じて皮膚科に来られることが多い病気です。

単純ヘルペスも体のあちこちにできる可能性がありますが、顔面や口の周り、外陰部が好発部位です。ピリピリ、チクチクした感じがすることが多いのですが、帯状疱疹のように痛みが強く、長引くことはほぼありません。

どちらのヘルペスも抗ウイルス剤の内服が効果がありますが、内服量が異なるのできちんと区別することが必要です。発症後できるだけ早く治療を始めると効果が上がりますので、怪しいと思ったらすぐに皮膚科を受診してください。

帯状疱疹・単純ヘルペスの治療法

内服療法

現在、主に3種類の抗ウイルス剤(バラシクロビル、ファムシクロビル、アメナメビル)が使用されています。年齢や内臓機能の状態により、内服薬の種類を選んだり、内服量を調整する必要があります。医療機関を受診する際には検査結果や併用薬などの情報をお持ちいただくと助かります。