乾癬は皮膚が紅く盛り上がって粉のような白い角質がこぼれてくるのが特徴的な症状です。爪の変形や関節症状を伴うこともあります。慢性的で症状が季節によって軽くなったり重くなったりすることがしばしばあります。かゆみで悩んでおられる方も少なくありません。
同じ病気を持っている患者さんの中でも悩みは様々で、それに応じて治療方針も異なることが多く、治療を行うに当たってはよくお話をお聞きする必要があります。
乾癬の治療
外用治療
まず基本となる治療法でステロイド外用薬とビタミンD3外用薬があり、それらを上手く組み合わせることが多いです。
内服治療
数腫の適応薬がありますが、最近はアプレラミストが主流となっています。外用治療では不十分な中等度以上の方への使用が比較的多くなっていますが、他の治療法と組み合わせやすく、最近は様々な症例に試みられています。
紫外線治療
ナローバンドUVB照射を行います。外用治療、内服治療と組み合わせて行うことがほとんどです。