痒疹 | 福岡市の皮膚科「桜坂皮ふ科クリニック」

痒疹

痒疹は皮膚の盛り上がりが体やすねあたりに出来て、かゆみが続く皮膚の病気です。子供にできる急性痒疹(ストロフルス)や、やや硬くて紅く茶色っぽいかたまりが何か月、何年も続く慢性痒疹(主に結節性痒疹)など、いくつかの種類に分類されています。
急性痒疹や結節性痒疹の多くは虫さされがきっかけであり、アトピー性皮膚炎など痒疹を作りやすい体質も関係します。その他、糖尿病や透析、妊娠、がんなどの背景を有する場合、金属アレルギーや口腔内の細菌感染など、誘因は様々です。最終的に原因が判らないこともよくあります。
なかなか手ごわい皮膚病ですが、いろいろな角度から治療の糸口を探すことが大事だと考えられます。

痒疹の治療

外用療法

多くの場合はステロイド外用剤を使用します。最近、多量の保湿剤を外用する試みも報告されています。

内服療法

抗ヒスタミン剤がよく用いられます。アトピー性皮膚炎に合併している場合は免疫抑制剤の適応になることもあります。

紫外線治療

特殊な紫外線を患部に照射するとかゆみが軽快し見た目の症状も改善することがあります。