にきびは9割ほどのひとが経験するものです。遅かれ早かれ、ある程度の年齢になれば自然になおります。
ニキビは病気なのでしょうか?
ごく軽いにきびであっても、痕(あと)を残すこともあります。重いにきびでは深いにきび痕を生じる可能性が高くなります。にきびは痕を残す皮膚病と言ってよいでしょう。
何より、にきびが繰り返しでき続けると、鏡を見ては鬱々(うつうつ)となってしまいがちです。
にきびの主な原因はうぶ毛の毛穴のつまりですが、これを効果的に改善する治療法があります。
にきびでお悩みのお子さん、そしてお母さま、迷わず皮膚科を受診してください。また、この治療法は大人にきびにも有効ですので、是非ご相談ください。
にきびの治療法
外用治療
毛穴のつまりを改善する薬剤として、アダパレン、過酸化ベンゾイル、この2つの配合剤などがあります。これらににきび菌に効果のある抗生物質の外用剤を加えることもよくあります。
内服治療
炎症が強い場合は抗生物質の内服を併用することがあります。症状によっては漢方薬を使用することもあります。
物理的・化学的治療
毛穴がつまって皮脂がたまっている場合は面皰圧出という方法で皮脂を出すこともあります。また、どの外用剤も使用できない、使用しても効果が足りない場合、医学的判断の下に治療の補助としてケミカルピーリングを行うこともあります。
※当院では美容目的でのケミカルピーリングは行っておりません。
生活指導
にきびの悪化原因となる生活習慣の改善についてご相談いたします。